ストレンヂサークル
前略おふくろ様、今やすっかりクロ高の一員となりました。最初にご報告した通り学校生活を色々な意味で満喫してる所です。始めの時は毎日が戸惑いの連続でしたが、今はゴリラが廊下を歩いていようとも、少しも動じなくなりました。その事が少し嬉しくもあり、ちょっぴり複雑な気分の今日です。
神山「う〜ん、今日の昼飯は何にしようかな。売店でパンを買うにもこの時間は駅のラッシュ並に混んでるし……」
林田「神山、神山ぁっ!」
神山「ん?林田君どうしたんだ?パンならもう僕は売ってないんだが」
林田「昼飯なんかどうでもいいんだよ!えらい事がおきてるんだよ!」
神山「えらい事?」
林田「ああ!もうビックリだっ!俺が実はカツラだった事も問題にならねぇっ」
神山「なんでそんな嘘を使って例えるかは解らないけど、もういいよ林田君……。メカ沢君を見た時にも同じ事言われて、その通りにびっくりしたけどさ、フレディが馬で登校したりメカ沢君が壊れたり、挙句の果てに隕石が落ちる所や前田君のお母さんだとか」「俺の母親は関係ねぇだろっ!?」「毎日のように驚き続けてきた僕に、これ以上何を驚けと言うんだい?」
林田「ともかく来てくれよ!絶対めんたま飛び出るって!」
神山「はいはい、どうせ暇だから付き合ってもいいけどさ。で、また転校生でも来たのかい?今度はアメリカ大統領あたりかな、ペリーが来航するって可能性もあるよね」
林田「いいか驚くなよ、いちにのさんで開けるぞ」
神山「はいはいもう好きにしてよ……」
ガラアッ!
………、
………、
……林田君、なんで一体、
メカ沢君がド○えもんとア○ムとMEG○MIと麻雀してるんだい?
林田「俺に聞くなって!なぁ、どう思う神山?」
神山「どう思うって言われても……、しかし、ハブ並のボクサーを出すよりも危険な事を、思い切ってやるもんだね………。MEG○MIはグラビアで出てるかもしれないけど」
北斗「確かに訳が解らないが、一つ解ってるという事があるな」
林田「北斗君!それは一体なんなんだい」
北斗「ふ、愚かな民に教えてやろう。あの集まりの中ではあの女だけが人間、つまりダウトだ!」
子分「問題はそこじゃない気がするんですが」
北斗「な、何!?俺の言う事に異論を挟む気か、……えーと」
子分「だから本名で呼んでくださいよっ!」
神山「そうだよ、彼がかわいそうだよ、彼は、えーと………」
子分「黙るなぁ!もういい、俺の名前は」
神山「――そんな些細な事よりも、目の前の問題を解決しよう」「些細じゃねぇだろっ!?名前だぞなま」「しかし林田君、確かにこの光景を見て僕が仰天したのは事実だが、冷静に考えると有り得ない事じゃないんじゃないかな?」
前田「いやお前MEG○MIだぞMEG○MI、普通に考えたら来る訳ねぇじゃねぇか」
神山「確かに、こんな男だらけの高校に、文化祭でも無いのにグラビアアイドルが来てるなんて普通は思いつかないさ。でも今実際ここに来て、メカ沢君と麻雀をしてるのだから、何故そうしてるかの可能性を考えれば」
ワル「考えればっ?」
神山「メカ沢君はMEG○MIと親友なんだよ」
林田「なるほど!ダチじゃねぇ奴にわざわざ尋ねて麻雀なんてしねぇんもんな!」
前田「いや………だったらあのド○えもんとア○ムはなんなんだ」
神山「勘が悪いな前田君は。麻雀をしてるという事は、彼らも友達に決まってるじゃないか」
前田「お前友達って奴を何か勘違いしてねぇか?」
神山「ともかく、この光景はメカ沢君がただ麻雀をしてるだけなんだ。何も驚く必要なんて無いって」
林田「確かにな、いたって普通に麻雀をしてるしな」
北斗「お、どうやらMEG○MIがあがったようだぞ。メカ沢が振り込んだようだな」
前田「……メカ沢が点数計算に戸惑ってる事に違和感を覚えるのは俺だけか?」
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